今回は、基礎工事のプロ、兼松サステック株式会社 ジオテック事業部様をご紹介いたします。
建築において、建物を建てる際の土台として必要不可欠な「基礎」。今回はその基礎のプロ、「兼松サステック株式会社」様をご紹介いたします。
■軟弱地盤の改善処置
建物を建設する土地。実はこの「土地」が地盤が軟弱であったり、地中に有害な物が埋没していたり、最近では、放射能による汚染がされている場合、その土地に建設された建物は、危険にさらされていることになります。
地盤の軟弱のまま建物を建設すれば、地盤沈下や、地震による液状化現象などを起こし、建物に重大な影響を与え、土壌汚染があれば、そこに住む人にさえ、その後の生活において、重大な影響を与えかねません。
そこで兼松サステックでは、そのような地盤かどうかを見る、「グリーンテスト」を実施しています。
■グリーンテスト
グリーンテストは、土地の「健康診断」にあたります。地盤に対する不安要素などを診断し、そこで問題がある場合であっても、引き続き兼松サステックが対応するため、一貫した対応ができることも魅力の一つです。また、建物を建設する目的で取得しようとしている土地や、これから売却しようと思っている土地にも、この「グリーンテスト」を行うことで、買主に対して安心を保証する一つの判断材料にもなり、買主、売主双方にメリットがあると思われます。
「これから土地を購入しようとしているが、土地に不安要素がある」
「売りたい土地に不安要素がある」
などのお悩みも「グリーンテスト」がお役に立てると思いますので、活用されてみてはいかがでしょうか?
■エコの力でしっかり支える「環境パイル」
もし、診断した土地が「軟弱地盤」である場合の措置としては、「地中に杭(鋼鉄製やコンクリート製)を打ち込み、支持力を強化させる」方法や、「セメントの粉を地中に混ぜて、地盤を硬化させる」などの方法があります。
従来打ち込む杭は、コンクリート製や鋼鉄製になりますが、地中に打ち込む杭である以上、環境面においてもやさしい素材でできた方が、より安心で安全であると思われます。
そこで兼松サステックでは、「環境パイル工法」による地盤改良を実施しています。
環境パイルは、従来の鋼鉄、コンクリート製ではなく、木製になり、その木は間伐材も使用します。「間伐材」とは、森林の成長する過程で、木々が密集しすぎて成長しにくいところの木を伐採し、健全な森林の成長を促す際に生じた木材のことで、これらに防腐、防蟻処理、保存処理などを施し、自然のものである木の耐久性を向上させることにより、安心で安全に使える地盤補強材として使用します。
このため、その際に生じる二酸化炭素の量も、従来の鋼鉄、コンクリート製の杭に対して、大幅に削減されます。
グリーンテスト、環境パイルのみならず、兼松サステックが取り組む地盤改良技術は実に様々です。安心安全な地盤、土地の上に建物を建てることは、その建物に住む人の安心感にも大きく影響するものと思います。
土地や地盤に少しでも不安のある方、また、環境パイルによる工法に興味のある方は、是非ご連絡ください、お持ちしております。
最終更新日:2012年11月27日